カテゴリー: 現場から

新入社員のあなたへ

今までの経験上すごいなと思う人は

仕事量のキャパシティーをおおきくかまえて、どうにかしようという

当事者意識が高いひとです。

入る前の覚悟でしょうか。大概のことはやってみせると

意気込みのある人。

およそ人がやることなのだから、自分だってどうにかなるだろうと少々乱暴な思い込みと、

どうすればできるのか考える人。

やらない理由とできない言い訳を最後まで粘って言わない人

諦めの悪さと意志をもって続けるプライドの高さ。

集約するとこんな感じでしょうか。

エジソン曰くの「失敗ではなく、成功の途中なのだ」を思い出します。

私の過去は平成ブラック時代の昔話だと思われそうですが

今でも思い出す人がいます。

本人の許可取ってませんが名前あげます「淺田くんです」

淺田くんって誰だよって声が聞こえてきそうですが、すごい人。

20年以上前に勤めていた会社の新入社員同士でした。

金がない同士でした。別に気が合うわけでもなかったのですが

っていうか彼から見たら私なんか眼中になかったかな。

休みの日に朝一番から出てきて反響電話を取るのだとモチベーションの高さを

見せつけられました。その程度は当時結構いたのですが

彼はボロい原付バイクを買ってきて、カゴの中に紙袋。中には

物件の図面を1000枚ほど用意して全て見に行ってコメントを

書いていました。

一週間で500件見てきたと言われて、これには驚きました。

入社1ヶ月で彼はレギュラーメンバーとして扱われていました。

「これはブラックに働きましょうね!」って話ではなくて

自分のブランディングは自分で決めたほうが幸せだって話です。

人の評価は人が決めると思ってない。ここがすごい。

そのブランディングは言われてやったのか?自分で考えたのか?

彼のスタートダッシュは「最初が肝心」って思いでパンパンです。

なんでも決めたら「やる」ことの方が大変です

決まったことをやり続けるのは相当な意思が必要です。

これはこれで尊いことです。本当はこういう力が大切です。

ですが、彼は最初のインパクトもいっぺんに取りにいった。

最初のインパクトを取りに行く人これが高確率で高評価につながります。

だっていつかは500件ぐらい見に行くんですよ。同じやるなら

早い方がいいでしょうって話です。

日々の業務が増える中で、いつまでも原付乗って毎週500件見て回るなんてできるわけない。

物理的に。続くわけない。でも今なら、一週間ならできる。最初の一ヶ月ならできる。

でもってその効果が「あいつはやるな」ですからそりゃあ他の新人からはブーイングですよ。そんなんで高評価かよ。

それでも、内心「すげえな」と思われなければ、ブーイングのタネにもならない。

で、評価の良い環境で働いたら、気分が良いでしょう。気分よく働いたら結果も良くなるでしょう

やらされているのか、やっているのか。

同じことをやっても気持ちが違う。

仕事をやらされにきたのか。いわゆる労働の対価をもらいにきたのか。

エジプトのピラミッドの石をロープで引っ張りにきたのか。

もしくは楽しいといって働く環境をコントロールしに来たのか。

彼の新人時代のスタートダッシュは今でも色褪せずに私の胸にあります。

最初が肝心って話。

カテゴリー: 健康 ダイエット自転車 ロードレーサー MTB

自転車に興味があるんですよ

取引先の業者が言ってました。いわゆる後輩です。

私は自転車が趣味というよりも「自転車購入家」と言って

ただ自転車を買うのが好きな人なのです。

買う人と一緒になってワーワー言ってたい人です。

もちろん乗るのもすこし好きなので

毎週宮ヶ瀬ダムに登っております。

その際、幼馴染とよく行くのですが、負けるのが嫌い。

ついていけないのも、待っててもらうのも嫌です。

さて、話はそれました。

初めのスポーツ自転車にクロスバイクを2台用意しました。

倅のジャイアントエスケープと営業で使っているジャイアントエスケープ

以前にもちょうどいいと絶賛してたアレです。

オリンピック前でしたのでロードレースの大会前に一瞬でも走っておけば

良い思い出になるかと考え南多摩尾根幹線 いわゆるオネカンに行きました。

宮下の坂を下るあたりで今日は怖いのでもうやめましょうと言わしめました。

ママチャリしか乗ったことのない人はクロスバイクでそのスピードに

驚くことでしょう。

タイヤもいいタイヤにしてあります。空有気圧もカンカンに入っています。簡単に25キロ

くらいでます。

最初にヘルメットかぶるか?とラッキョのような帽子を見せたところ

「いや俺、そういうのはいいです。ちょっと大袈裟だし」

まあ、さもありなん。俺もそうやった。

宮下の坂を下るあたりで、やっぱかぶっとけばよかったと言われると

少し嬉しくなりました。

20分ほどで汗もかいてきました。このくらい走ると少し興奮気味になって

声もでかいです。

「オネカンでー 東急の教習所の前まで行こっかー」

などと言いながら坂をぐりぐり登ります。

彼は8キロくらいランニングしているそうなので

ベースがあるからなんとかついてくるかなと厳し目に走りました。

下りは30キロ超えますし、坂はつらさが増幅されるし。全くもって

サディスティックな機械です。

色々なところに力が入るとガチガチになって真っ直ぐ走れなくなるのもアルアルです。

このできることは一生懸命コグだけ。暑くて、涼しくて、フーフー言いながら自転車漕ぐ

なんていうのはいい歳して見ちゃいられないけれど、本人達はいい気分です。

子供の頃横浜の自宅から相模湖でバスフィッシングを目指した話を

100回くらい私にする営業マンがいました。

歩いて新橋から江ノ島に行く「坂上の雲」秋山真之の少年時代の話。

行きは追い風で、帰りは向かい風で大変な思いをするなんていうのは

いい思い出だ。

しかしそれは少年じゃなければだめですか?

今日のあなたでもいいはずだ。

もちろん今日の俺でもいいはずだ。

帰りに事務所まで戻って嬉しそうに「自転車買いますよ!」と

言わしめる。

俺の大事な仕事はここからです。

クロスバイクで終わらせない。しばらくして飽きてやめちゃうんじゃないかと

きちんと泥沼に追いやってこそ、自転車購入家。

ここからが本領発揮です。次はロードレーサーを2台用意して

なぜこっちを進めるのかをわかってもらおう。