カテゴリー: 介護の話

私のおじさんの介護の話 1

2年ほど前に親戚のおじさんが転倒により大腿骨骨折した。

86歳と82歳の高齢者夫婦は老々介護。

子供は居ませんでした。

月に一度様子を見ていたのですが、これからは毎週になるかしら

転倒から、病院に入院して、環境が急激に変わりました。

45年同じ場所に住んでいて80歳を超えての入院は大変です。

せん妄も出ました。瞬間的に認知症が進んでしまいました。

この病院はおかしい。陰謀があるようなことを言ってます。

今まで優しくて冗談ばかり言う人でしたが、切れ味が悪くなり、様子がいままでと違う。

今までは、おばさんがおじさんを介護していた。元気な方が介護される側に引っ張られてしまう。

かわいそうだからと言いながら無理をしてしまう

80歳の高齢者が高齢者の面倒を見ることの難しさを想像できていない時点が問題だった。

おばさんもすぐに具合が悪くなり、愚痴っぽい話が増えていきます。しかし人の日々の営みと言いますか、普段の生活の中に正解のような答えを求めるようなことはあまりなく、ごちゃごちゃとした面倒なことを繰り返すのが人と人の関わり合いなんですね。

嫁から別に答えが聞きたくて話しているわけじゃないんだから、ウンウンとうなずいて聞いてくれればいいのよと言われたことがあります。

で、あるならば相手は俺じゃなくてもいいのではないか?などと言う度胸はありませんが。

話を前に進めるために普段仕事をしてますので、この答えを出さなくてもいいから、今の状態を現状維持でうまく繋いでいきましょうのポジションは仕事とは勝手が違うので戸惑います。

くしくも子育て2歳児と0歳児と介護をちょっと離れたところから見るポジションを同時に手に入れたのは勉強になります。

病院の看護師は大変優しくて笑顔が素敵。もう70代後半の方を相当数対応されていて、シャイな人、愉快な人、そうじゃない人も可愛いなどと言いながら接客する様子はプロフェッショナル。

口当たりのいい人に囲まれて毎日暮らして、まわりは皆似たような患者さんたちですので、たった20日でなんとなく大部屋のの中で似た人たちになるような、病院とは病人になる場所なのかもしれないなとも思いました。

看護師達プロはコントロールしつつトラブルがないようにさばきます。

学生時代、個性が大事だ。自分らしさだと教えてもらったのに会社に入ればきっちりカタにはめられる。

それと似たように病院には病院の生活のカタにはめられる。

ロックンローラーはちょっと困る。

入院した当初は元気になったら何をするに満ちていますが、なんとなく時間の経過とともに違う方向に力が、考えが、思いが変わって行きました。

いつか見たテレビCMに一番戦っているのは病気の人だと。確かにそうかもしれません。看病だ様子を見るだなんていうのは、一瞬のことですし、食事も睡眠もお風呂も自由自在ですので、本当の意味では気持ちをわかってあげられないかもしれません。

私の介護の窓口がパカっと開いた瞬間でした。

仁社長

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上は中学生から下は乳児迄3児のパパと、横山で38年の不動産会社の社長を務めています。日々の気づきを発信していきます。 叱咤激励・応援メールはこちらまでお願いします。

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