渋谷商会は不動産屋のなのに建物を建てる営業をあまり進めてきませんでした。
先代言わく「建ててもらった場合にはそこに責任が発生するから、不用意に建ててもらうな」
とのことでした。
借金で相続対策だ。満室経営で次世代は安泰だ。
もちろん未来はどうなるのかわかりません。商売ですのでリスクと利益は比例します。
投資はリスクとの向き合いです
駐車場、アパート経営、マンション経営、テナント経営・・
いろいろなことが考えられます。
駐車場の経営は地味ですがほとんどリスクがありません。儲からない、固定資産税にしかならない。
なども聞きますが、建物を建てれば費用が莫大にかかります。必ず入るようなことをテナント営業さんは言うでしょう。
でもそれ、売り手からの助言になってませんか?(セルサイドアドバイス)
商品売らんかなのための言葉。セールストークを真に受けてはいけません。
もう一人の自分に聞くような慎重さが必要です。
三年後にその営業マンはいませんでしょうし。
私どもの会社は相模原市中央区横山にあります。近所を5分も散歩していただければ駐車場の管理は得意なんだなとわかっていただけると思います。
駐車場だけではないのですが・・
あちこちに駐車場の看板が付いています。こちらもこちらも。
「駐車場では儲からない」という意見もわかります。しかし、いろいろやって結局土地を手放さざる得なくなった人もたくさんいらっしゃる。
その土地とのマッチングが本当に良いのか否か慎重に検討することが一番大事です。
どこでも駐車場をやればいいのはなく、その場所に合ったものをきちんと検討して作ることが
重要なのではないか、我々古い不動産屋がこの地域たくわえた知識の蓄積を活用していただきたい。いろいろ考えてからの駐車場。いいと思います。
例えば2億円の借金したとします。20年返済でも月々約100万円の返済です。2000万円なら10万円。
単純に大きな金額のほうが立派でいいものが建てられるかもしれません。
しかし、戦は勝つばかりとは限りません。人生のすべてをかけて投資をする事態になってはいけないのです。
手のひらに乗っかる投資を考えていただきたい。
利回りだけではなく、その補填ができる範囲で勝負するのが重要かと信じています。
サラリーマンが勤めに出て500万円も稼げは大変なことです。毎月35万円もらってあとはボーナスでしょうか。
働きながら投資の2億円の返済が毎月100万円。利回りでまわると皮算用します。こういった事態で
へっちゃらな人と心配で眠れなくなる人がいます。自分は果たしてどちらでしょうか。
借り入れを自分のできる限りやって、投資をガンガンやって、うまくいったらよかったね。ダメだったら自己破産だ。こんな話がリアルになったなと最近思います。
自分との向き合い。自分の手のひらとの向き合い。ドキドキしないために駐車場経営だと割り切っているオーナーもたくさんいます。
そもそも、貸家業を楽しんでいるかたには何も言いません。
好きでもないのに「相続税対策だからしょうがない」の貸家業は心配になります。
いろいろ考えて駐車場でしのぐ大家さん。「それもいいじゃないの!」っていう不動産屋少ないと思いますが、ここにいます。